2020.8.4.水瓶座満月
2回連続で起こった蟹座新月のあと、対極のサインではない水瓶座で起こる満月。
月は太陽の180°向かいのサイン、水瓶座の12度で起こる満月です。
12度というのは、未知の力を探究する度数、ここに天王星がスクエアで関わってきます。
いま人々の心や魂は未知の世界と対峙しています。
それとともに時代や社会は大きな変革を迫られているけれど、
目に見える革命はなく、モタモタしているように感じられるかもしれません。
ですが、大衆や人の心を現す月が独立や変革を示す水瓶座にあるということは、
社会の変革を待ってそれに従うのではなく、
個々が立ち上がるということをしめしているように感じます。
現在山羊座にある三天体が年末頃から水瓶座に移動していきます。
それを先導するかのような水瓶座の満月。
それぞれのサビアンシンボルが示すキーワードはこちら。
●太陽@3ハウス:獅子座12°「宵の芝パーティー」
キーワード:親交・交友・洗練された遊び・演出能力・話術・フランク・オープン
●月@9ハウス:水瓶座12°「上へと順に並ぶ階段の上の人々」
キーワード:進歩・発展・前進・本質を見抜く・独自の価値基準・理解・知性
大衆心理を表す月は9ハウスにあり、本質を見抜いた人々の知性は
高い理想に向かって独自の価値基準の元に発展を遂げていきます。
それを照らす社会は、太陽の沈んだ宵の刻、
人々はリラックスして気の合う人々とオープンに、その理想を語り合っているようです。
大きなメディアにはもはや目新しい情報も真実もなくて、
既存のコミュニティの外側に心を動かされるものが見つかります。
その思想を共有し育んで行く段階に差し掛かったようですが、
まだ社会に対して積極的に働きかける行動に出る時期ではないのかもしれません。
次から次に新しいものを打ち出していくことが良しとされていた
競争の時代を手放すサイクルなのかもしれません。
変革は足元から。目に見えているものだけではなく、
ゆるやかだけど戻ることのない変化はすでに個々の内側から始まっているのです。
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