2020.7.27.蠍座の上弦の月

2回目の蟹座新月を過ぎてすぐ太陽が獅子座に入り、次の満月は水瓶座で起こります。

ホロスコープで言うと蟹座-山羊座、獅子座-水瓶座がそれぞれ対応していて、
新月~満月の流れで同質のテーマを扱うため意識しやすかったけれど、
山羊座の満月を挟んで起きた2回の新月で流れが変わりました。
しかも、蟹座の支配星は月、何か大きな変容を感じずにはいられません。
個人的には1月にエジプトのスフィンクス越しに見た蟹座満月からの半年、
表面的にはめまぐるしく変化が起きていますが、
どこに向かっているのかはまだ実感のない日々です。


表面的な変化と本質的な変化の違いは何だろう?

ここ半年で少しずつ学んでいることの本質としては、
「意識が先」ということだから、
表面に現れる前にまず意識が変わっているはずだ。

そうすると、今までが逆のやり方をしていたのかもしれない。

何か目に見える吉兆やシンクロが起きたら、
それから先に期待するのではなくて、

それでいいんだよ、そのまま進め、という合図なのだ。
そんな当たり前のことにようやく気がついてきました。


星読みも、占いや予言的なことではなくて、

起きたことや現在の答え合わせ的な使い方に

意味を見いだせることが多いと考えています。

この天体図だからこうしようとかああしようとか、

星の動きにとらわれるんじゃなくて、
なんとなくの流れを読んでおくのはいいけれど
(星の動きがずっと先まで読めるのは確かなこと)
今この瞬間は目の前の現実にベストを尽くして、
ゆっくり一日を振り返る時間でもいいし、
何か気になっていることがあるときでもいいので、
答え合わせをしてみると腑に落ちることがたくさんある。


というわけで、今年前半は頭で理解しようと思っても
全然できないことだらけでしたが、

少しずつ言葉にできそうな気がしてきています。
ほんとうだろうか...?
というよりも、目で見ただけの理解では追いつかない世界なのかもしれません。


でも「星を読む」ことは私にとって目で見て感じることだから、
今日もホロスコープを見つめています。

上限の月は、獅子座とスクエアの蠍座5°で起こります。

このスクエアラインと鏡移しに海王星と金星のスクエアがあり、
さらに45°と135°のマイナーアスペクトが底辺と対角線を結んで、
左右対称の図形を描いているのが印象的です。

山羊座の木星と魚座海王星のセクスタイル、
長引く梅雨に大雨が加わった災害の可能性と新型コロナの拡大と、

社会的に緊張感がある状況は引き続き予断を許しません。

この状況下、個人にできることはなんでしょうか?
自分で自分の身を守る、せめて体と心を健康に。
それだって、毎日暗くなるようなニュースを見たり、

どうにもならない状況に焦ったり
なんとかしなきゃと息巻いてみたりしてては今までと変わらないから、

できることならば少し社会と距離をおいて、物事を深く遠くから眺めてみる。
ゆっくりと一人になれる時間をつくり、自分自身と対話してみる。


そう思ってもできなかったのが去年までの私。

どうにも居心地の悪さが消えなくて、
無理やりにでも社会(職場)と距離を取ろうと行動はしていましたが、

最終的には仕事を辞めることになり。

意識の持ち方を変えることでどうにでもなる、
ということを職場にいては証明できなかった私ですが、

仕事を辞めてしまったことに自分を責めることもあったけれど、

なんとか乗り越えて安定してきたことをここにご報告できます。


獅子座5°のサビアンシンボルは「絶壁の端にある岩の塊」
蠍座5°のサビアンシンボルは「大きな岩場の海岸」
どっちも頑固なサインです。
拮抗するアスペクトは互いに譲らない頑固さを表しているのかもしれませんが、
どこかが動いた時に大きな変化のエネルギーが発生します。

そもそも月は1日のうちに大きく動く星なので、

7ハウスが示す対人関係において、
蠍座が抱く譲れなかった自分の信念を見直してみることで、
気づいたことから手放せてしまったりするかもしれません。


コロナ後から、そして仕事をやめたことで、

極端に人と会うことが減っています。
でもその貴重な1回1回や、

ひとりでいる時間を丁寧に過ごすことで、
心がとても充実してきました。


みんなが同じようにはできない、社会を成り立たせるには仕事だってしなきゃいけない、

という声もありそうですが、それもこれも、私自身がどう意識するか。
より多くの人が満ち足りた世界に生きられるように、
今この時を私がどう生きるかに集中します。

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」 
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で、 少しずつ見えてきたことをシェアしています。 自分らしい輝きで人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ ~太陽のアトリエ ≫ という名前には そんな想いを込めています。

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