魚座海王星の逆行(2020/6/23-11/29)

6月23日13:33(諸説あり)に海王星は逆行へ。

うっかり逆行のことを忘れていたけれど、周期の長い星の影響は個人レベルでは少ないそうな。そして毎年だいたいこの時期に起こることで、夏生まれの私のネイタルホロスコープでも、海王星だけが唯一逆行している。ネイタルで逆行だと、その天体が逆行してる時のほうが本調子になるとか?

ということは、フランス武者修行のときはだいたい逆行していて、修行というよりもバカンスだったから楽しむにはよかったのかもしれませんが、それが直接仕事につながったり社会的な意味で身になったりはしづらかったわけです。

2017年の今頃もフランスへ。貴族の館を改装したオーベルジュで庭&畑仕事のお手伝いと、家族経営的な宿泊業務も覗き見。そこからまた宿泊業への情熱が湧いたけれど、3年未満であえなく火が消えました。憧れていたスタイルとは規模やスタンスが違いすぎたけれど。

でも、その時の経験はもちろん無駄になったわけではなく、意外なところで今の私につながっています。

写真は滞在していたオーベルジュの庭へのアプローチ。こちらのスフィンクスはギリシャ神話に出てくるほうに似ているけれど、3年後エジプトのスフィンクスに会いにいくことになろうとは、このとき露ほども思っていませんでした。このあとの旅程ではブザンソンという街で天文時計というものに無性に惹かれていた私がいて、星読みとの関連に驚いています。

その頃のホロスコープなども気が向いたらまたじっくり読んでみるとして、今回の海王星逆行を少し詳しく見て行こうと思います。


海王星が示すものは
・集合的無意識
・夢や理想
・境界を超える
・浄化や癒し
・根源への回帰
などのキーワード。
個人よりも大きなテーマなので、個人レベルでの逆行の影響は意識しづらく、社会的な事柄で起こってくる可能性があるとのこと。大きな動きは逆行開始or終了の直前/直後に起こりやすい。「海」という文字が入るくらいだから海難事故などにも注意が必要とあったけれど、北半球はこれから夏、そりゃあ事故も起きやすくなりますから、気をつけるにこしたことはない。

そういえば2009年にフランスに渡る前にホロスコープを読んでもらい(どこかに書いたかも)、その時やめた方がよいと言われたのも海王星が逆行してたせい?と思ってみてみましたらば、海王星と木星とカイロンが逆行してトリプルコンジャンクション状態でした。ドラゴンヘッドも水瓶座から山羊座に移る直前...なかなか激しい時であったことは間違いないかもしれません。でも無事に一年を過ごして帰って来れたのも星のおかげだと思うと、あの時星を読んでもらってよかったなと思います。

個人レベルではそのサインや惑星のテーマの振り返りであったり思い出す時期になるので、何年ぶりかのフランスに行って様々振り返ったり憧れや夢を思い出したりするには海王星逆行シーズンというのはまさにうってつけ。だけど、それについての行動は未来には繋がりにくいのかもしれませんね。全部が全部そうとはもちろん限りませんが、過去や思い出を浄化することができてはじめて、今を生きて前に進めるようになるのかもしれません。


今年の海王星の逆行開始と終了時のホロスコープを見ていきます。

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<b>逆行開始 6/23 13:33 海王星@魚座20.59°/5ハウス
MC蟹座=月とコンジャンクション/木星・冥王星とオポジション

逆行終了 11/29 9:47 海王星@魚座18.11°/2ハウス
MC蠍座=金星コンジャンクション/IC牡牛座=天王星コンジャンクション</b>

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魚座のサビアンシンボルでいうと

22°「シナイから新しい法則を持ち降りてくる男」
に至る寸前で逆行を開始。そこにたどり着くため、

21°「小さな白い羊と子供と中国人の召し使い」守ってくれる存在と共に才能を発揮する
20°「夕食のために用意されたテーブル」無償の愛を気前よく分け与える
19°「弟子を指導する巨匠」知識や技能を身体で覚えていく

逆行中の160日間はこの3つのテーマを意識すると良さそうです。

18°「巨大なテント」の、枠組みの中で生命力のエネルギーを高めていくことをベースにしてみる、といっても抽象的かもしれませんが、先にも書いたようにあくまで逆行中のこと、地に足つけて現実生活を営みつつ、夢や理想について回想したり見直したりする時期、ということなのではと思います。地に足がついていない私が言うのもなんですが...

逆行中はまた過去も浮上しやすいとしたら、この頃フランス回顧的な気持ちが湧いているのもそのためかもしれません。すごく行きたいというのではないのですが、懐かしく思い出したり憧れるところがあるのは、まだ自分の夢を叶えていないからかもしれません。出来る範囲のことは叶えてみたいと思いますが、庭の花を際限なく増やしたくなったり畑に果樹を植えたくなったりするのはどうも海王星の影響なのかもしれないぞ?


海王星自体のアスペクトは特筆するものはないと感じたけれど、MCがそれぞれ水のサインに位置し、誤差がほとんどなく天体とコンジャンクションしているのは何かありそう。しかもそれぞれオポジション付き。

6/23のMCに月@蟹座は、あれこれ理想を描いてきたけれど、ホームが安心でしょ、共同体という基盤があることがひとまずは一番ってイメージ。サビアンの「守ってくれる存在とともに才能を発揮する」というイメージとも重なります。けど、オポジションの木星・冥王星コンジャンクションとは、爆発的に広がった山羊座社会へのコロナによる破壊と再生を意味しています。水があらわすものは感情、破壊された物理的な土台ではなく、心のホーム、心でつながる共同体への共感が強まります。
11/29のMCに金星@蠍座は、人々の関心が共感よりさらに一段階深いところへ、個々の感情や意識へフォーカスしていくことを示しているのかなと思います。土台を表すICに天王星@牡牛座は、社会の素となる個人個人の意識や感覚が変化してきていることを示しているようです。

海王星が順行に戻る頃には理想も叶いやすくなっているのかもしれません。それには今のうち、振り返っておくこと、不要な願いは手放すことが必要です。

続いて金星が6/25に順行に戻ります。このあとは未来に向かって理想を描き直してみるといいかもしれません。

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」 
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で、 少しずつ見えてきたことをシェアしています。 自分らしい輝きで人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ ~太陽のアトリエ ≫ という名前には そんな想いを込めています。

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