2年ぶり、火星が牡羊座へ〜じっくり取り組むということ
そんなわけで2020年から2年ぶりに、空の火星は牡羊座のエリアへ帰還。
2020年はそこから逆行を始め、半年くらい牡羊座に滞在していたけれど、
今回は双子座滞在が長くって、8下旬からなんと来年の春分明けまで続く。
ちなみになぜ「出雲」でチャートをとっているのか?
深い意味はないけれど、なんとなく「火星」=「素戔嗚(須佐男/スサノオ)」のイメージが出てきた。
外惑星の動きを追うなら、日本ならばどこでも同じさ。
けどもっと大きな視点、目の前にある「地球暦」を見ると、火星はまだ春分点(牡羊座カスプ)に到達していない。
だから現時点でのヘリオチャートはこうなる。
牡羊座に帰還していない...それよりも火星/土星コンジャンクションが気になるところ。
ジオではとっくに牡羊座に移動している木星も、まだ海王星の手前。
太陽の意図と地球/月の体感のズレが可視化されるヘリオチャート。
ちなみに、火星が牡羊座に入る瞬間はどんなだろ??
なるほど、5/25にはジオで逆行中だった水星が、この頃ひとりだけ太陽の向こう側へ進んで、火星とはほぼオポジションになっている。
少なくとも水星が火星に追いつく頃までは、火星の新しいサイクルというのは意識しづらいかもしれない。
でも大人になったら水星期=子供の頃のように変化や結果を急がなくてもいいはずで、本当は2年くらいかけてじっくり腰を据えて何かに取り組めたらいいのだ。
また自分のネイタルチャートを連想してみると、地球ー水星がオポジション。
だからなのか、常に変化を求めているようでいて、振り返ってみると焦って結果を求めすぎ、何も成せていない。
この時には太陽獅子座の季節、ソーラーリターンもまもなくだ。
新しい火星サイクルのゴールまでの長いスパン、少しだけ先を見据えて何かに取り組めたらいい。
と、だいぶ俯瞰して脱線したけれど、地上から見たイングレスチャートの読み解きに戻ろう。
図で見ると牡羊座の入り口に天体が渋滞してて、火星はまだ魚座にあるかのようで面白い。
アセンダントは蟹座23°、ドデカテモリーは魚座/牡羊座というシンクロ。
しかし、蟹座での火星はフォール(下降)というディグニティです。
さらにはチャートルーラーの月がタッチの差で火星を追い越して牡羊座入り。
それは何かやはり、早く結果を出すことへの欲求や焦りみたいなものを感じさせます。
火星や牡羊座も闘争心や一番になりたい競争心を表したりするから、早い者勝ちとか先駆者がもてはやされるような世の中の価値観が根強くあることに気付かされる。
だけど本当にそうなんだろうか?
ずっと第一線を走り続けなきゃいけないなんて、尋常じゃない。
そっちの方にしか目を向けられないように、社会は巧みにコントロールされてる。
MC牡羊座9°のドデカテモリーは蟹座。
駆け抜けてきた人もいったん原点に戻って、自分が本当に何を求めているのか、自分に問いかけてみる。
なんというか、どっちでもいいのだ、どっちも好きに選べるのだけど、自分の心と外側からの目線を天秤にかけてしまうと、誰だって揺れる部分があるだろう。
だけど下から見上げるんじゃなくて、俯瞰する視点から全体を見渡してみて、自分がどうありたいかを選んでいくのが、これから2年の火星のサイクルの一つのテーマなんだろう。
心だけでも、外側の現実だけでもない、両方のバランスをとっていくこと。
それはどちらかに偏ったりどちらにもいい顔をするんじゃなくって、自分のやりたいようにかつできることにベストを尽くしたなら、時間はかかっても結果は後からついてくるものだし、それはつまり自由にできる部分が増えていくんだろうってこと。
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