火星と金星が水瓶座へ

火星サイクル」山羊座期のスタートダッシュと気合は2月に入ってどこへやら、

そうこうしているうちに3月になって、気がつけば明日から水瓶座期に突入です。

「火星サイクル」とは、約2年でホロスコープを一周する火星のリズムを感じながら過ごすもの。

天体の年齢域でいうと35〜45歳が該当する火星の役割とは、自己と社会をつなげること。

その年齢域に入ってからというもの、(体感できたのが短かった)太陽期からのテーマの切り替わりについていけず、そのお陰で星読みに出会ったりもできたのだろうけど、年齢域が折り返し地点を過ぎてもまだ悪戦苦闘中。

もういい加減降参すればいいのに、口ではそう言っておきながら、まだできていないのだ。

受け取る・受け入れることがとんでもなく苦手な私。


さぁさぁ、どうなる水瓶座期。

この度は火星と金星がほぼ同時に水瓶座に入ります。

まだ冥王星とのコンジャンクションの余韻もありそうな。

アセンダントは獅子座16°「嵐の後の陽光」。

MC近くの天王星こそ嵐のようで、自分の奥深くまで揺さぶりをかけてきそう。

火星は発する力だとしたら、ペアの金星は受け取る力?コンジャンクションはその力の行き来が渾然一体となっていそうで、月が横槍を入れてくる。

水瓶座の俯瞰的に把握する力に、本能や直感といった、ごく個人的な感性が混じり込んでくる。牡羊座には、どちらも小惑星だけれどもパラスとキロンのコンジャンクションもあって、無意識から湧いてくる衝動を信じて良いのかどうか戸惑うこともありそうです。

どちらかを切り捨てるのではなく、両方を統合していくことで自分を変革していくことが、この時期のテーマ。認めた上で行動しないことがあってもいい。

認識そのものに価値を見出すこと。


チャートルーラーの太陽は木星とコンジャンクション。16°はASC/DSCと同じ度数です。

対立する要素が流れ込むことにより「殻が打ち破られる」、

火星と金星も地球を挟んだ対極にあり、対立する要素を持ちうる天体同士です。

内と外、近くと遠く、高いも低いも、対極にあるさまざまな要素を網羅し組み合わせ、新しい価値観や視野を築いていく。

そしてその新しい何かを持った者同士が出会ってゆく。


水瓶座的な場所=11ハウスには、双子座のミーン・リリスと、蟹座のトゥルー・リリス。

どちらも同じく「リリス」の持つ意味合いを示すものだけど、蟹座的な色合いが強調されるように思います。蟹座を支配するのは月。

自由で対等な場において、個人的あるいは集合意識的な共感はちょっと脇に置いておく。

自由という責任の元において、自ら調整し理想に近づけていける物事を選び取る。

私の哲学を明確にしていくのだ。



ここから先は、個人的な備忘録として...

ASC獅子座16°は、ネイタル水星の場所。(今回のチャートは違う場所を基準に取っているけど)

水星サビアンは「右の羽がより完全に形成されている蝶」。

「右」という言葉から連想されるものは、未来・右脳(感性)・利き手・男性性・急進的(右翼的な)...エジプト占星術での私の守護神セクメトもラーの右目から生まれている。

火星か金星かといえば、火星っぽい。

ここ最近のテーマであった受容から、能動のほうへとシフトしていくような感覚だ。

だけど、両者があってサイクルが生まれるということ。

しっかり受け取って、しっかり出し切っていく。

息だって吐かなければ吸えないんだということ。

飲み込むばかりで、発することが弱くなりがち。

太陽は8ハウス、変容の真っ只中。16°は「信念をぶっ壊す」...また物騒な。

高い理想を低くしていけば、感情の振れ幅は小さくなるのかもしれないなぁ。

あるいは理想と現実を切り分ける、そこに感情を込め過ぎないことも必要かもしれない。

理想は理想で高く持ちつつも、現実は少しずつ積み重ねられるように。

そこに行動が伴わなければただの理想で終わってしまうんだけどね。

今すぐできなくてもいい。過去の栄光でもいい。

私が私の価値を見出せるように、変わっていけますように。

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で少しずつ見えてきたことをシェアしています。 ホロスコープを読み解き、誰もが心の中に持っている”太陽”を照らし出すお手伝いもしています。 太陽のように自分らしく輝いて人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ »~太陽のアトリエ、という名前にはそんな想いが込められています。

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