7/22太陽が獅子座へ〜1回目の水瓶座満月

いよいよ夏本番、太陽がホームの獅子座へ戻ってきます。
古代エジプト暦では、夜明けの直前にシリウスが空に昇る(シリウスのすぐ後に太陽が昇る、という表現のほうが正確?)、元旦とも呼べる日。
ようやく月の支配する蟹座を抜けて飛び出した太陽ですが、その意志が発揮される場所は4ハウス、蟹座的な場所です。水星はICとコンジャンクション、身近な人や仲間へ、自分の理想を伝えるところから。王の帰還…まずは守るべきものを自覚する。

チャートルーラーの金星は、獅子座から乙女座へと場所を変えたばかり。逆行中の木星とオポジションです。理想はどんどんと大きくなっていくけれど、自分の思い描く理想に素直に忠実に。この時ばかりは「木を見て森を見ず」でもOK。だって周りもすべて違う個性だらけだから、私の理想は私にしかわからない。あるいは他者を見てはじめて自分の理想に気づくこともあるのかも。
そうして「私」の革命に勤しむ暑い夏のはじまりです。

古代エジプト元旦から1日半を経て、水瓶座の満月がやってきます。
日の出の直前にシリウスが現れるヒライアカル・ライジングは、ナイル川の氾濫の目安となっていたそうですが、水瓶座の満月というのも、普段は水瓶であるナイルの水が溢れ出すことを象徴するのにぴったりで、占星学というのは本当におもしろいなぁと改めて感じ入っています。
学問とはいえ、物語を感じさせる。いや、ほんとうはなんだって初めそこに物語を感じたからこそ、人は学問というものをつくってきたんだろうな。

オーブは緩めなれど、太陽と水星、月と冥王星がコンジャンクションしつつ、4者でオポジションを形成する、インパクトのありそうな絵。
その他のハードアスペクトも引き続き、魚座の海王星だけが調停の位置にいます。

満月のサビアンシンボル
太陽:獅子座2°「おたふく風邪の伝染」
月:水瓶座2°「海軍からの脱走兵」


私のノードライン上での満月…ちょっとドキドキします。そういえばトランジットのテイルがネイタルに重なる日も近いのですが、それはまた別のところで。

2°は1°で爆発させたエネルギーの反響を受けとる度数。獅子座の太陽の熱い意図を表現してみたら…周りに伝染して熱狂が巻き起こるかもしれないし、反発をくらって自分の居場所を変えたくなるかもしれない。どちらにせよ、誤魔化さず自分の意志に正直になることが必要です。

月が映し出すのは世間一般の反応、太陽は目指す方向性、メッセンジャーの水星が自分の内側からの声を伝えてきます。
私たち一人一人はその真ん中、地球にいます。一人ひとりの太陽と月はそれぞれ違うもの。目指すもの、映し出しているものが何なのか、その答えは一人ひとりが持っています。

チャートルーラーは今度は天秤座の金星、一歩先の乙女座3°にいます。乙女座3°のサビアンは「保護をもたらす二人の天使」。[枠組みやシステムの中で自分の役割を果たしていくことに集中する]というのが目指す方向性ですが、その金星があるのは11ハウス、枠組みやシステムを取っ払った自由な世界です。
対極には未だ逆行中の魚座木星。実は、ヘリオセントリックで見たらまだまだ水瓶座にいるのです。
一度壊されたに等しい世間の枠組みやシステムは、これと決まっているのではないから、どんな表現の可能性だってあるのだ。

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」 
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で、 少しずつ見えてきたことをシェアしています。 自分らしい輝きで人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ ~太陽のアトリエ ≫ という名前には そんな想いを込めています。

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