水星の性格図を読む

月に続いて水星の「性格図」。あくまでも個人の水星です。
月は意外とハッキリした図だったけれど、水星は読むの難しいなぁ。ネイタルチャートでは太陽とコンジャンクションですが、実際には太陽の向こう側で地球から見えません。
アングル(ASC/IC/DSC/MC)は29°で葛藤の度数...太陽コンバストの水星の葛藤たるや、お察しします。
まぁ、ネイタルチャートASCも29°で、生まれながらに葛藤なんですけど。
さらに、水星性格図のチャートルーラーは水星ですが、ネイタルと同じく獅子座でありながら29°「人魚」です。しかも12ハウス目前で、やっぱり陽の眼を見るのは難しいのかしら。
水星の意図は「嵐の後の陽光」、派手に振る舞うよりも、あたたかく周囲を照らすこと。144°でつながる魚座の月は、その意図を際立たせる嵐に自らなりたい欲求を持っています。いやいや、そんなのやめてー...
気を取り直して、アングルのサビアンを読んでいきます。
Asc「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」
IC「芝を刈る太った少年 」
Dsc「プリズム」
MC「春の最初のモッキンバード 」

すべて29°なので、そのサインの学びをマスターしつつも次のサインの学びに移行しようとしています。学びに終わりはないと思うけれど、次々新しい方へと行きたくなるのはそのためでしょうか。
主には本や文字から知識を得ようとしているのもASCのサビアンに表れています。ちょこちょこっと動いてみるけど、蓄えた知識のわりに実践できてない頭でっかち状態ですが、いつか役に立てられるという希望を持って学び続けなければならない。
水星の基本的視野は「不足」に寄っているので、Dscのシンボルは獲得していかなければならない資質と受け取りました。
・「善き心」を軸にして、心の純度を上げていくこと。
・見えないものを見えるものに具現化するプリズムになること。
・いろんなものを吸収して自分なりの価値観で変換し、色をつけて表現していくこと。
・チャクラや自律神経を整えること。
・規則正しい生活、地球のリズムにあった生活を心がけること。
・複雑そうに見える事柄であっても根本原理を辿ることで、真実の姿が見えてくる。
・オクターブの法則の流れに乗り前進していく。
・物事がうまく進まないときは根本を見直してみること。
・問題を根本から見直して分析し流れを止めているものを取り除くこと。
・自分の行動や思考パターンという根本を分析し改善することで流れが変わる。
・あらゆるものの創造の原理を解明することで、人々に影響を与えるような新しい見解がもたらされる。
見えなかったものを見える化したり根本を見直す作業というのは、今やってる「性格図」の読み解きそのもののような気がします。間違いなく水星の力を使っているし、そうすることで天体の作用を感じているに違いない。
そしてMCは水星のホームである双子座です。シンボルが表すのは
・心がワクワクするような胎動感を大事にすること。
・創造力を発揮してアイデアを具現化し生き生きと発信していくこと。
・自分を表現することで仲間を引き寄せる。
・一般的な事柄、流行っているものなどに目を向けていくこと。
・多くの人と共感できるようなものに価値を見出すこと。
・人に共感できる力を身につけること。
・時流に見あう技能を磨き多くの人にアピールしてみる。
・価値観やセンスの合う人との関係性を大事にすること。
・感じていることを言葉にする能力や時代の流れを先読みする力を発揮してみる
・生活や時代を彩る流行的なアート、エンターテイメントに適正。
・自分の感性を大事にすること。
ネイタルチャートの双子座は8ハウスで星がないので、むしろ苦手意識を感じている部分です...
苦手意識といえばカイロン。水星の性格図では9ハウスの入り口近くにあります。サビアンは「成熟したロマンスに胸躍らせる女 」...あぁなんでしょうこのザワザワ感。ICの「太った少年」がコンフォートゾーンだとしたら、女性らしいこのサビアンに違和感を感じるのは致し方ないのか。
それともその先の獅子座水星「人魚」とのスクエアつまり葛藤を感じている?叶わない願いと悲観的にならなくていい。自分の感性を信じて、未来に向かって一歩踏み出すことが必要なのです。
10ハウスは蟹座がインターセプト。水星の能力は遅咲きなのかもしれないけど諦めちゃいけないのだ。金星のサビアンは「文学会の集まり」。多彩な心象風景を理解することが、遅咲きな水星の持っている才能でもあります。大学生の時に読書に目覚めて、仕事も本関係だったのはこれだったのかな?
一方で金星は1ハウス天秤座の土星・冥王星とスクエア。天秤座は八方美人とも形容される仮面の持ち主ですが、蟹座インターセプトの火星が違和感を感じてしまうと、能面あるいは般若の面が発動します。
2ハウスの火星・木星のサビアン蠍座3°「棟上式」は人と協力して何かを成し遂げること。カイロンとの葛藤を超えた先の水星によって引き出される能力です。心を開いて自分を認めることがテーマ...
天王星はネイタルチャートの月にぴったりコンジャンクション。天王星は水星のハイオクターブとも言われます。月を満たすあるいは攻略できると水星も働きやすいということなんでしょう。

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で少しずつ見えてきたことをシェアしています。 ホロスコープを読み解き、誰もが心の中に持っている”太陽”を照らし出すお手伝いもしています。 太陽のように自分らしく輝いて人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ »~太陽のアトリエ、という名前にはそんな想いが込められています。

0コメント

  • 1000 / 1000