12/30 蟹座満月は2020年の総決算


ついこないだ「風の時代元旦」と言って勝手に切り替わり感を感じていましたが、

そういえば今年最初の満月が蟹座満月。1周するから、ここにも節目感があるわけです。

太陽の時間、月の時間、個人の成長の時間...
ホロスコープには複数の時間軸が含まれていることを実感しています。


比較するために昨年末の山羊座新月と今年初めの蟹座満月のチャートも見てみます。


山羊座祭り!という感じの配置。私もこの頃は組織で働いていました。今思うとほんとうに土星の試練...

ですが、よくよく見ると流れが大きく変わるだろうことが暗示されています。

火星以外の星はすべて上半分、社会を表す位置にあります。ですが、新月は変容を促される8ハウス、さらにドラゴンテイルが山羊座の8°付近を通る、日蝕を伴う配置です。さらに変革の星・天王星がトラインでつながり、社会に大きな変化変容を求めています。

拡大の星木星も山羊座にありますが、実はここでは力が出ません。新月の変容の力が木星にも加わります。右肩上がりの拡大ばかり押し付ける社会に疑問を呈し、個人の抱く理想の意識へと変容させます。メッセンジャー水星は木星のホーム射手座にあり、個人の想いのほうが組織のそれよりも尊重される時代へと変化することを告げているようです。

土星は徐々に冥王星に近づき、0か100かのふるいにかけられる直前だったのでしょうか。火星は冥王星のホームから火種を手渡しているような。

この時期に、空の金星がよく見えて、すごく気になっていました。チャートで見ると、このとき一足先に水瓶座に入っていたんですね。これからの時代に大切にするべき、自己価値や愛・よろこびという感性を表していたと言えるでしょう。
その金星が支配する牡牛座には、水瓶座支配星の天王星のいるミューチュアルリセプション。ゆるいスクエアでつながっています。

今見るとなんとも意味深なチャート!

山羊座祭りから抜け出した月だけが8ハウスにあるチャート。火星が東の空に昇りはじめています。

太陽のある山羊座に密集する天体すべてに月が働きかけます。水星は太陽に接近しコンバスト、土星と冥王星はほぼコンジャンクション。ちょうどコロナが明るみに出てきた頃でしょうか。

魚座海王星と蟹座の月がトライン。このときはエジプトに行っていたのですが、はじめておりたったカイロ空港が雨だったのにもびっくりしたし、その後も南部からカイロに戻った日が雨。帰国の日にはドバイの空港が水浸しだったとか。

引き続き自由に単独行動をとっている水瓶座の金星。エジプトリトリートでは、30名の女性陣が、金星きらきらさせながらコミュニケーションをとっておられました。ここでは火星も単独行動で、ツアー会社さんはじめ、国家警察巻き込んでプライベートな旅行を援護してくれた男性陣を現していたかのようです。

女性陣はそれぞれ、いろんなことを感じ取って、想いを共有していました。まだまだ女性性と感覚が閉じていた私はこの日お腹を壊し、ヘロヘロになりながら翌早朝のスフィンクスを見に行きました。

よくよく見ると、私のネイタルチャート上の火星と月の位置が誤差5度でまるっと入れ替わったような配置です。しかも8ハウスと12ハウス。あぁなるほど...楽しかった、と簡単には言えないリトリートでしたから。まさに生まれ変わるような、それってただスッキリしたり楽しいだけじゃないのだな。そしてそこからまた何か生まれるのだな。

何を隠そうこのツアーでお誕生日を迎えられた、主宰者のお一人のAIさんに勧められ、星読みをはじめたのです。


ふりかえってみると、1年前のことがより鮮明に描かれてきます。過去に浸ってばかりもいられないけれど、答え合わせは必要かもしれない。満月はそんな、現在地を確かめる時間。


さて、そう言いつつも満月前に今回の満月図も読んでみます。

相変わらず山羊座のあたりが詰まって見えますが、木星と土星は水瓶座に抜けました。勢い、山羊座で制限かけられていた木星は一気にスピードアップするようです。

満月を調停するのは水瓶座の支配星・天王星。旧い意識の上に成り立つ社会に変革を呼びかけます。その天王星は1ハウス、アセンダントとコンジャンクションするような位置です。

チャートルーラーは金星。8ハウスにあって集合無意識を表す海王星とスクエア。

2年ぶりにホームの牡羊座に戻った火星はここでもふたたび12ハウスにあり、冥王星とスクエアを形成。アセンダントとの距離感は天王星と同じくらい...

激しく変容を促すようなチャートです。

じゃぁどうしようって、人それぞれにやるべきことや変えるべき意識があるんだけれど、そもそもが集合的無意識の上に成り立っていた山羊座的な社会というものを、一度も俯瞰してみる必要があるんじゃないか?


魚座時代の軸の上に成り立ってたこれまでの社会は、山羊座のシンボル、下半身が魚のヤギに象徴されています。海や川や田んぼや畑を埋め立てたりダムを作ったりコンクリートで覆ってビルを建てまくって、人の大群は魚のように一方向に泳いでいくものだからどんどんと生き方も画一化されてくる。競争社会がエスカレートし、生き延びるためにはどんどん上に登っていかなきゃいけないような錯覚に陥る。そんなところに怪物テュポーンが襲ってきたらどうやって逃げのびるのでしょう。

金星と火星が表すのは、集合意識に対する個の意識。火のエネルギー、飛び出す力を使って、物理的というよりは精神的な変革を推し進めることが求められます。


この1年、星を読みながらも右往左往してきましたが、蟹座満月でどんな心境に至るのでしょうか。その時にまた、想いをまとめてみたいと思います。


今日はクリスマス・イブですね。あんまりそんな雰囲気も感じていなかったですが、キリストの生誕と魚座時代は密接に関わっています。時代が変わってキリストという存在の意義も変容していく...そう思うとクリスマスというものの捉え方もずいぶん違って見えてきます。

でもひとまずはこの激動の2020年を泳ぎきってきた私たちに...Joyeux Noel!

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」 
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で、 少しずつ見えてきたことをシェアしています。 自分らしい輝きで人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ ~太陽のアトリエ ≫ という名前には そんな想いを込めています。

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