金星が蟹座へ〜「実感」のサイクル
5/6蠍座の満月明け。お庭のいろんな花たちが蕾をつけてる。
背景では雑草のカキドオシが満開w
相変わらず星のサイクルが目まぐるしくて、
満月の翌日に金星イングレス。
私はその前に月回帰…もう追いつきません。
追いかけようともしなくていいんだけど。
金星は次のサイン獅子座にて逆行し、
4ヶ月ほどのイレギュラーな長期滞在。
その前の蟹座だからそんなに気にするでもない?
いや、でも気になるってことは深掘りしたらいい。
最近アラン・レオの占星術の本を買ったんだけど、
最初の説明というか弁明がおもしろくなくて、
なかなか読み進めず…
でもいわゆる「現代占星術」ってそういう説明やら弁明の上にある上澄みみたいなものにすぎず、
ほんとうのおもしろさは底のほうに沈んだ滓の中にあるのかもしれないなぁって気づかせてくれる本なのかもしれない。
価値の逆転…さすが獅子座金星の逆行だ。
で、蟹座はその獅子座のひとつ前のサインで、ソーラーハウスシステム的に考えたら12ハウスにあたる。
自分が何者かわからなくなりがちな獅子座にとって、アイデンティティという象意を持つ蟹座はけっこう重要なのだ。
ICの場所でもある蟹座というサインが示すその土台は、さらに二つ前の陰サイン牡牛座のルーラー「金星」の表す「価値観」によって形づくられているのだろう。
さぁまた話が飛躍してややこしくなってきたぞ。
ともあれ、《ホロスコープ1周のサイクルを4分割した2番目のサイクルの始め》に蟹座はあたる。
それは《夏》の時期のはじまりにあたり、来る獅子座での逆行に備えて価値観を転換する覚悟をしていくときのようであり、喩えたら蟹が脱皮するような時期。
それは太陽の季節で言うなら《衣替え》の時期なんだけど、いますぐできることでもっと軽い言い方をするならば《イメチェン》って感じかな。
獅子座の季節にやってくるかもしれない、もっと大きな価値観の変化の前に、出来るところから…
そうだ、獅子座イングレスにあたっては、
向かいに冥王星が待っている…
先に洗礼を受けるのは火星…
怖くても飛び出してく火星をもっと褒め称えるべきな気がしている。
転んでも失敗してもそこに何かしら価値を見出すのが金星の役割だ。
ネガティブな気づきだって立派な価値である。
やっぱり泳ぐのは苦手だけど、それは上手になろうと挑戦してないから。
でもそれでまた感情の波に飲み込まれそうになって、訓練しなきゃなぁとやっと思えるようになる。
金星は浅いところでぱちゃぱちゃしていたいのかもしれないけど、暑くなってきたら水の中に入っちゃったほうがいい。
上手に泳ぐことは無理だとしても、自分なりに心地よい感情との付き合い方を見つければいい。
いちど決めつけてしまった制限や限界を解除してみるところから、どうしたら気持ちよくあれるのか、自分の心に聞いてみたらいい。
そこに制限はなくて、アリナシも白黒もはっきり自分で自覚することが大切なのだ。
でも今までナシにしてきたものをもう一回吟味してみることが、逆転のヒントになるかもしれない。
廃れてしまったものの中に、ほんとうの価値が見出せることもあるだろう。
山羊座のアセンダントはなんだかそういう、温故知新的な雰囲気を漂わす。
それは何も他者や社会に認めてもらう必要はなくって、自分だけが大切にできればいいことなのだ。
金星イングレスチャートの、蟹座的な場所である4ハウスのルーラーは金星。
獅子座的な5ハウスはダブルサインで、金星は6ハウスにある。
このサイクルが終わるまではまだ、自分はこういう人間なんだ、って決めつけなくていい。
「今はこう感じる」
それだけをはっきりと感じとり、感情表現や言葉にのせていく。
あたらしいアイデンティティの蕾をじっくり愛でてみるのだ。
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