03/03 魚座新月の星読み
3/3の魚座新月。
この日は火星と冥王星のコンジャンクションもあり、
私としてはこっちが気になってしまうのですが、
書き始めたら新月そっちのけになってしまう勢いだったので別記事にします。
興味のある方はこちらをどうぞ!
で、新月の星読みをば。
天体たちはまた下の方にぎゅっと集まっています。
今まで積み上げてきたものや、社会の枠組みの中で、
自分が見えなくなっていませんか?
火星と冥王星、どころか金星までコンジャンクション。
金星も年末年始の逆行を経て、ようやく逆行の先の度数に進んだところです。
内側で進めてきた自分自身の価値観のリニューアル。
それを外側と照らし合わせて統合していくような時間が始まります。
アセンダントは山羊座2°「3つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」。
うわー、3つって、金星と火星と冥王星みたいじゃないですか...
損傷しているのってどの星なんだろう?
人によって思うところは様々なんだろうけれど、意外と冥王星かもしれません。
だって、目に見えないし、破壊と再生とかって恐れられている。
もちろん、金星も火星も傷ついている部分はあるかもしれないけれど、
それはもっと個人的なもので、直接的に痛みを感じることに近い。
教会という社会的な建物、信仰というシンボルの損傷は、個人だけではなく世界全体に、直接的には感じないかもしれないけれど、大きな痛みをもたらす...
何もできない立場であったなら無力さを痛感するかもしれない。
自分には信仰がないから関係ないと思うこともあるかもしれないけれど、目を逸らしてはいけない痛み。
必要なのは、蟹座の表す感じる心、共感。
目の前の現実にしっかりと向き合いながら、感じることを恐れず心を開いていること。
で、また数秘とか混ぜちゃうんですけど、数秘の「2」のことが気になってて調べてたら、
まぁ星で言えば二区分の女性性/陰のことなので、そっちで言えばよかったんですけど、
どうも私、弱いと思っていた陰の性質が相当弱いらしく...
ん、どっちだ?陰が弱いなら反対の陽が強くなると思ってたんですが、
陰が強すぎて陽が弱まってしまっているという状態。
私の場合は蟹座の火星がフォールと呼ばれる配置。
星がないことが弱いわけじゃなくって、
星の作用でマイナスが増強されてしまうこともあるという皮肉。
まぁ、太陽が獅子座なんだから火星まで強くなくっていいってことで、
本当はどうにかこうにかバランスが取れているはずなんだけど...
そこはちょっと見直す必要がありそうな。
ともかくも、ホロスコープの下半分はどちらかと言えば「陰」な部分。
全部の天体がここに集合しているということは、「陰」的な事柄がフォーカスされることも考えられるし、「陰極まって陽になる」という言葉があるように、ここまでを長い陰の時間と捉えていたなら、転じて「陽」のエネルギーにもなりうる。
そして魚座の太陽と月に、海王星と木星。
ここを皮切りに何かが変わっていくという、終わりであり始まり感も強い時間だけれど、スッキリ終わってはじまるというよりは、混ざり合うところから何か新しいものが生まれてくる。
そして、始まりだけれど「2」であり「陰」なのです。
自分から何かを始めるというよりも、その変化を感じ取り、
自分もまた変化していくということを受け入れる、
そんなタイミングになりそうです。
それでもって「2」は弱いんですって。
「降参」「参りました!」そんなキーワードが最近出てくる。
がんばろうとか勝とうとかしなくていい。でももっというなら「負けるが勝ち」とかせこいこと考えなくてもいい。
何かを勝ち取ったとしても、負けを装って譲ったとしても、誰も受け取る人がいなかったら、そのエネルギーはどこへ行っちゃうんだろう?
「参」は「3」だな...余ったエネルギーを遊びに使っていこう。
もう真面目に考えるのがバカらしくなってもいいんだと思う。
遊びや余裕にこそ、新しい道が生まれていく。
IC-MCの縦ラインは22°で、ここでも「2」が出てくる。
数秘的には「4」安定や安心感を表します。
1~3ハウスは自分自身や個人を表す場所。
自分に気づき振り返り成長することにフォーカス。
そうして自分の表も裏も光も闇も受け入れたら、
安定した基盤が出来上がってくる。
その上で、4ハウス天王星はコンフォートゾーンを広げることを促す。
安全圏に留まろうとしないで、価値観を広げよ。
新しい世界に飛び出すことは勇気がいるけれど、
自分を信じて突き進むしかない。
IC牡羊座の支配星は火星、MC天秤座の支配星は金星。
そうそうやっぱり自分自身の中にあるこの2つの天体が鍵になってくる。
どちらか一方に留まったり偏ったりするのではなく、相互作用を意識する。
新月のサビアンシンボルは、魚座13°「博物館にある刀」。
これも数秘で言ったら「4」になるなぁ!
博物館にある刀は、平和な今は使われていないものだけど、
かつては人を斬ったこともあるかもしれない。
だけど道具は使われてこそ...作り手や持ち主はどんな気持ちだったんだろう?
そんな両義性や込められた想いやら、経てきた時間の中で辿った運命やら、
歴史やあるいはモノそのものの立場になって考えてみることもできる。
たとえば使われなくなったモノが、本来の用途を超えて誰かの役に立てたり、
そこから見出された意味に心を救われたりすることもあるかもしれない。
魚座の時間はそんなふうに無限に世界を押し広げることができる。
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