2021天王星逆行
明日から天王星逆行らしい!というわけで慌ててチャートを読もうとしています。
デイリーで見ている手軽なチャートは逆行マークとか出ておらず…あんまり気にしてないと言えばない。でも天王星は水瓶座の支配星という、今わりと重要な天体。そしてその支配サインとスクエアの関係にあるなかなかハードな時期が2018年頃から続き、今その水瓶座には副支配星の土星も。新旧バチバチ(ではないのかもしれないけど)引き継ぎ作業が行われているのです。
期間はおよそ5ヶ月、逆行開始と終了のチャートを見比べてみよう。
“(P)”と入れたのは「プラシーダス」というハウス分割の意味で、いつも使ってるやつです。なんとなく違う見方もしたくなって、区別するため。
太陽の位置は全然変わるけれど、地平線が似たところにあります。ということはトランスサタニアンの天王星の場所は…変わらず7ハウスです。
天王星のサビアンシンボルは、
逆行開始:牡牛座15°「マフラーと粋なシルクハットを身につけた男」
逆行終了:牡牛座11°「花に水をやる女」
ピーク度数に達した牡牛座的な資質や価値観を、何度も繰り返し積極的に使うことが求められます。
11°は水瓶座的な度数でもあります。テンションをあげて失敗を恐れず実験する気持ちで。逆行中だからきっとなんでも許されます(自分の「正義」に反しなければ)。
こと7ハウスの「人間関係」において、天王星は自由で平等な関係を求めたくなりますが、そうは言っても差がある社会、すべてにおいてそうであるというよりも、自分自身が自由で平等でいられる関係性や環境というものを一つだけ(一人だけ)でいいから見つけること。バランスや調和というものも意識させられます。そのための自己価値の再確認と発揮する時間が、この5ヶ月間なのでしょう。
で、天王星のハウスが同じ7ハウスなんですが、ちょっと違う角度から読みたいと思って「ソーラーサイン・ハウス」のチャートでもよんでみようと思います。太陽があるのを1ハウスとして、サイン毎にハウスを区切っていく方法です。
うん、だいぶ雰囲気が変わりましたね。
天王星のハウスは、
逆行開始:10ハウス
逆行終了:5ハウス
10ハウスは山羊座的なハウスで、5ハウスは獅子座的なハウス。太陽サインをまるっと入れ替えた配置になるのがおもしろい。
風の時代の先史において、どちらも「王」と形容され、本来は相容れない関係性である2サインを、風サインの「王」になるのだろう水瓶座を支配する天王星が刺激する。
さらに順行に戻る直前、太陽が冥王星とコンジャンクション。
善悪も優劣も可不可もなにもかも、今までの定義が次々書き換えられていくんじゃないか。
トランスサタニアンの影響は、個人の範疇を超えたもの。
じゃあ私たちはただ指をくわえて見てるだけかというとそうではなくて、天王星に影響を与える天体たちの力を発揮することが大切になりそうな気がします。
逆行開始時の天皇は水星/火星とトライン。
逆行終了時は水星/土星とスクエア。
どちらも共通するのは水星で、いずれも2ハウスに入っているということ。
とにもかくにも自分の才能を確かめるように遺憾なく発揮しつつ、時代に合ったものにカスタマイズしていく。
メッセンジャー水星は、一足先に次のサインで天王星の意図を受け取り太陽に伝えていきます。
2ハウスは牡牛座的な場所であり、ということは天王星の逆行開始の頃から変革のエネルギーがゆるりと流れ込み(120°)、そして順行に戻る際にガツンと確認のエネルギーがなだれ込んでくる(90°)という流れが窺えます。
天王星のいる牡牛座11°から15°とは、自己存在を認めその自分で周囲と関わり始める段階を表しています。
その自己は努力と強い信念を持って確立されたものであり、今まで常識や自己否定から脱し始めているのかもしれません。
私は私のままでいい。
私のままで、新しい社会とどう調和していくのか?
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