月回帰(ルナリターン)を読む
月回帰(ルナリターン)とは
・トランジットの月が自分の生まれた時の位置に戻ってきた瞬間のチャートを読む
・約1ヶ月ごとにめぐってくる心と体のリセット期・月回帰図ではASCと月のハウスを重視する
・予測よりも振り返りに使うといい
※ASC蟹座の時は感情の大揺れに注意
いつにもまして強力な4/27蠍座満月からの4/28冥王星逆行開始という流れのあと、ふと月回帰図(ルナリターン)を読んでみようと思い立ちました。
この2日間は頭痛に悩まされていたのですが、今朝になって少しすっきりして(寝坊気味でしたが)、あれ、もしかして?と思ってチャートを見ると、月回帰を迎えていました。
月回帰とは、自分の生まれた時の月の位置に空の月が巡ってくるとき。月に一回あるものだから、今まではそんなに気にしていませんでした(というよりいっぱいいっぱいで追えてませんでした)が、タイミング的にも気持ち的にも(月は感情を司ります。揺れまくりでしたから)今の流れに沿っているから、3月からの月回帰図を振り返ってみようと思います。
この頃個人的なチャートの解読ばっかりですが、月回帰図なんてその最たるもの。そういう時期だということも、出ているかもですね。
それにしても星読みをしているのに、新月に上弦の月に満月に下弦の月...毎月こんなに気にしていたら、月に引っ張られるわ、とちょっと尻込みしていたんだと思います。
「月は欠損」説もあるけれど、あんまり蔑ろにしても暴走します。だって、人間だもの。欠損と言っても「月そのもの」がないわけではない、月が「根源的な欲求」を表すということから、そこが満たされていないと感じると不安になったりするんだけど、そっちにばかり目を向けていると、本来目指していくべき太陽を見失ってしまうよ、ということ。決して満たされないのが月、ということです。
だけど地球で生きてく上での「魂の入れもの」である月は、生命機能を保つ上では重要なのです。心身の不調による行動の不一致があっては、魂の目的云々なんて言ってられない、本能的に生存することを優先するだろう。
元々丈夫に生まれてきた体のはずですが、思い返せば心の弱さからくる不調に悩まされていました。保育所時代から、中耳炎やら頭部の問題に悩まされていました。ザ・牡牛座マター...私のホロスコープのカイロンであり、私の母親が牡牛座です。さらに乙女座金星持ちなので、お腹や神経系が弱め。
若いうちは獅子座太陽と射手座の月由来の体力や気力でカバーできていたけど、だんだんとそれだけでは補えなくなってきました。
特に、心の揺れが顕著に体調に影響する。表向きはなんとかやっているようでも、朝は起きられないし夜は疲れて気を失うように眠るとか、ちょっとしたことで動揺して涙が止まらなくなる、なんて時期もありました。まぁ完全に鬱ですね、でも病院には行きたくないという...薬が合わなくて具合悪くなることが多々あったので。
それでもなんとかしようと、本を読み漁ったりセラピー的なものを試したり。月射手座的に、自分の力でなんとかしたい、私自身の課題としてクリアしたいという欲求が強かったのかもしれません。でもいつも突き当たる月=母親の壁と過去の傷にウンザリ。月の根源的欲求を叶えられない、というループにもはまっていたのでしょう。
どうやらいよいよ月=インナーチャイルド的なところに向き合わなくてはと思ったのが2020年も終わりの頃。フラワーレメディに取り組み始めた当初、自分の感情が言葉にできなくて愕然としました。
思考と感情の区別がつかない、素直な気持ちを表現できない...考えすぎということもあったでしょう、それが私という人間の特性でもあり、個々の人間の在り方や表現の仕方にも正しい答えなんてないんだと思います。
だけどずっと幼い頃から抱いていたなんだかしっくりこない気持ち。それは自分の心や感情というものがわからないことによるコミュニケーション不全。今もまだほどよい付き合い方を見つけられていないけど、ここ数ヶ月は向き合いすぎるくらい向き合ってきたんだと思う。
と、前置きがずいぶん長くなってしまいました。
月回帰図から反省と今後の傾向と対策を見出したなら、月についてはリセットかけて、ふたたび太陽あるいは火星に取り組む準備をしていけたらと思います。
3/5 月回帰No.529
ASC 牡牛座1°「清らかな山の小川」
月@8ハウス(5度前ルール)/火星オポジション
魚座期は浄化月間だろうなぁと思っていたので、過去を癒そうとヒプノセラピーを受け始めました。インナーチャイルドや過去生やら「月」に関わるものの変容、そして、自分でというより他者の力を借りて、と考えるならまさに8ハウス的。並行して心理カウンセリングの勉強会もしていたのですが、この頃から休め休めというメッセージが続いていました。
チャートルーラー金星も魚座に。癒しやスピに傾倒しがちな暗示はまさにその通りだったけど、一方的にセラピーを受けたりするんじゃなくて、私自身も何らかの学びを得つつ相手にも提供できるwin-winな関係性が望ましい。できてた部分もあればそうでない時もあった。
そもそもASC牡牛座1°だから、まずは自分のことに忙しい。社会にまで気が回らなかったのがこの結果です。
「月は欠損」説から言うなら、月と反対側を見てみると、意識すると良さそうな方向がわかる。この時の場合はぴったりと火星がオポジション。双子座的な軽いノリで、もっと広く情報を集めたり好奇心で多様な人や社会と関わることが、求められていたんじゃないか?
4/1 月回帰No.530
ASC 乙女座10°「影の向こうを覗く二つの頭」
月@3ハウス
前回の月回帰図の対極であり火星のサインである双子座が目立つチャート。双子座の支配星である水星がチャートルーラーになって、ますます曖昧になる月の実態を理解しようと沼にハマっていくような。その水星は魚座マックスの度数で、月とゆるくトラインです。月はさらに双子座的な3ハウスにあって、前月からの流れを続けていこうとするのですが、ほんとうに目指すべきは9ハウスの方向。
そんな感覚もあってか、4月は個人セッションの出張やイベント出展を控えていました。6ハウス=調整の場に水瓶座の木星があったのも、「休もう」サインが大きくなってたのかも。しかも孤独に。
8ハウスの牡羊座太陽にしてもそうだ。「私は変わらなきゃいけないんじゃないか?どうしたら社会の役に立てるのか?」そんな問いを持ちながら、自分というよくわからないものに向き合う日々でした。
そもそも引きこもりがちになってたら、人とどうやってコミュニケーション取っていいかわからなくなっちゃいますね。
そんな中でも10ハウスの双子座火星を象徴するような体験が心地よく感じられました。この経験が次のタームにつながって行きそうです。
4/29 月回帰No.531
ASC 水瓶座12°「上へと順に並ぶ階段の上の人々」
月@10ハウス/MCコンジャンクション
月回帰図は予測よりも振り返りに使うと良いとは思うのですが、このタイミングで重要性に気づいた今回は、予測としても読んでみようと思います。
チャートに現れてる方向に「捉われすぎない」ことが、読み解くポイントのようです。
ASCが示すのは、知性を磨き脳を発展させること...これに拘らないよう気をつけるんですね。そうしたら、反対を目指せばいいんじゃないか?獅子座12°「宵の芝パーティー」は、オープンにフランクに人と接すること。まぁまぁ、それも気負ってすることじゃないけどね。
チャートルーラー天王星は牡牛座3ハウス、太陽コンジャンクションでASCとはスクエアです。牡牛座11°「花に水をやる女」は、賢さよりも優しさと待つこと重視で。苦手だけど、だからこそ取り組まなきゃいけない。
月@10ハウスは、社会的成功や自己実現、を求めないこと。謙虚に、そして反対側の土台や基盤を育むようにというメッセージ。
来月振り返ってみたときに、どんな成長が見られるだろう?ちょっと楽しみなルナリターン明けです。
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