金星牡羊座入り&蟹座上弦の月
春分明け翌日の夜遅く、金星が牡羊座に移動してすぐに蟹座の上弦の月となります。
一年の計は宇宙元旦にあり。春分の星読みをしたばっかりだからスキップしてもと思ったけど、そういうことじゃないなぁっていう気がします。
むしろここ数日やってくるキーワードの「女性性」を表す金星と月の動きが立て続けに起きるってところは見逃せません。
金星は牡牛座と天秤座のルーラー(支配星/守護星)で、2021春分図のチャートルーラーでもあります。上弦または下弦の月は、見た目90°のスクエアですが太陽と月とのバランスがとれた状態と言われます。牡羊座の金星と双子座の火星も相性のいいサイン同士。
アセンダントのサインは天秤座、男性性の風エレメントではありますが、調和のエネルギーでありパートナーシップの意味を持つサインです。
月は蟹座のルーラー、蟹座にある時はホームに帰ってきたかのような安心感を感じて寛げる雰囲気。
太陽×牡羊座で火のエネルギーが一気に高まった春分を経て、女性性の色濃い蟹座の月にテーマが移り、「男性性と女性性のバランス」というキーワードを感じます。
また、上弦の月のチャートルーラーは木星。射手座サインは男性エネルギーですが、魚座のサブルーラーでもある寛大な受容を表す木星は、女性性の星と考えることができるでしょう。
月、金星、木星共に女性性のエネルギーを持つ天体です。すべてを包み込む海のような海王星もまた大きな女性性のエネルギーに満ちています。
ところで金星は居心地良いというかちょっとハイテンションだった魚座から、対極の男性性の象徴である牡羊座へ移動して、少し動きが鈍ります。みんなガシガシ進んで行くんだけど自分はゆっくりしたいみたいな。
4ハウスなので内面的なところ、あるいは居場所や家などです。
自分の心地良さやプライベートな部分は後回しになりがちかもしれなかったけれど、このたびは太陽コンジャンクション、それがそのまま魂のよろこびにつながるのだとしたら、取り組まない手はないというか。
自分の心地良さやプライベートな部分は後回しになりがちかもしれなかったけれど、このたびは太陽コンジャンクション、それがそのまま魂のよろこびにつながるのだとしたら、取り組まない手はないというか。
月も働きかけています。4ハウス自体も蟹座的な場所、ここが心地良さと安心感に満たされていてこその調和(月のある7ハウスのテーマ)よ、っていうサインを送っているのでしょうか。
社会や他者との接点であるディセンダント上には火星。心地良く生きる者同士が調和した人間関係をつくっていける。自由と自立、対等な人間関係を築くため、時に変革も必要なのかもしれません。
チャートルーラーの木星は水瓶座22°でノーアスペクト。サビアンは「子供たちが遊ぶために床にひかれた布」。4ハウス的な場づくりのようなことがテーマとしてありそうです。仲間同士オープンに安心して過ごせる場を、それぞれに意識して協力して作り上げていくこと。
木星は3ハウスですが、場づくりのための情報収集やコミュニケーションに恩恵があるとも言えるかもしれません。
天体は2-7ハウス、ホロスコープの片側に寄った配置ですが、片側を使うと表裏一体で反対側のハウスにも影響や成長が見えてきたりもします。
春分からの一年は、公私とも愛と調和がテーマになります。自分の平和をベースに他者とも調和した関係性を築いていく。
上弦の月の見直し項目は内なる自分自身の調和。積極的に人と関わりながらも、内なる自分との対話を忘れずに。そこから、どんな自分で他者との関係性を気づいていきたいかという願望を思い描く時間です。
外と内、男性性と女性性の調和・バランス・パートナーシップ...この見直しが本当に大切。
私はエレメント的に男性性に偏っているのでなおさら。元々弱い女性性を意識しすぎても拗れるのですが、どのように活かしていくのがいいのか、あらためて向き合ってみたいと思います。
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