獅子座の女〜大浦慶のホロスコープを読んでみる

獅子座満月の日だからか、星のシンクロがやばい。


新年の「月"逆"回帰」の日から、植物学者・牧野富太郎が主人公の『ボタニカ』に始まり、同じ作者による同時代の歴史をモチーフにした作品群にハマっている。

そもそも日本史よりも世界史が好きだったし、幕末以降のことなんてさっぱりだ。

なんだけど、今になってすごく面白い。

それはひとえに作家の表現力によるのかもしれないし、植物という主題が今の気分にあっているのかもしれない。

けど、二冊目の『先生のお庭番』では、舞台となっている長崎という土地の方に気持ちが向いていった。

まだ行ったことのない土地。そういえばここ数年気になっている場所でもある。

なんで気になるのか。例えば歴史あるキリスト教会群、原爆が落ちたのが誕生日と同じ日付、星読み仲間の地縁がある土地...少しずつ点と点がつながっていく。

そして年明けに、シーボルト先生のお庭が見てみたい(実際は違う庭園の方が有名)っていう極めつけの動機が生まれた。


それでもまだ二の足を踏んでいたんだけど、本屋でたまたま、というか前述の二冊と同じ著者ということで、手に取った本のあらすじにも「長崎」の文字。

これはもう、行くしかない...

2月に入って急にいろいろと準備を始めました。



で、その3冊目『グッドバイ』の主人公も実在した女商人 大浦慶

歴史上の人物として名が残っていれば生年月日も出てくる...調べたくなるのが星読みの性。

牧野富太郎は双子座(私の「月"逆"回帰」の位置の太陽!)、シーボルトが水瓶座生まれときて、大浦慶は獅子座!

折しも、シーボルトが一時帰国しようとしてそのまま日本へ戻ることを禁じられたその年に、お希以(慶)は生まれている。

シーボルトが日本の地図を無断で海外に持ち出そうとしたことが露見したいわゆる「シーボルト事件」は、天王星が水瓶座に入ったまさにその年の出来事だった。


出生時間は不明なんだけど、サビアンから獅子座8度「ボルシェビキプロパガンダを広める人」っぽいなぁと思って時間を入れてったら、8ハウスに太陽が。

それは2023年の獅子座満月のハウスでもあり、ここでも符合。

8ハウスは遺産とか継承とかいう意味だから、祖父の代からの油屋を引き継いだそのことを表すし、天王星は獅子座の金星、蟹座の水星とオポジションで、元々の家業である油商が先細りになるなかで、外国との貿易という新たな方向性を先駆けて見出した商才を現しているよう。

蠍座木星のスクエアも、蠍座/8ハウス的なものの傾きが引き金となって、チャンスを見出すような暗示。

木星は11ハウス=水瓶座的な、手にする自由の場所にある。

でもって、アセン射手座でチャートルーラーは木星だ。幼い頃から外国船に憧れ、港にやってくるたびに飛び出して見に行ってたというのも射手の気質っぽい。

8-11ハウススクエアっぽいところで言えば、家の決めた結婚相手に数日で見切りをつけ、自ら離縁を申し出るエピソードも。


嫌なものは嫌。本人にとっては至極当たり前というか、本能で嗅ぎ取ったことだから、無視することなんてできないのだ。

獅子座にはそんなどうしようもないところがある。悪い意味じゃなく。

とはいえ、月と2つの社会天体が水のサインにある情の深い人物なのだ。

土星っぽい番頭こそ天王星が効いているお希以のやり方についていけず新時代の到来とともに大浦屋を去っていったけれど、油商時代からの女中と奉公人はよき相談相手でありサポート役として、茶商となることを傍で応援しいつでも慶を支えていた。

この二人はディセンダントの双子座っぽい人物かな。


その後も語り継がれるような地位と名声は、

山羊座にある火星と海王星が手伝っているだろう。

因習や時代の流れに立ち向かい翻弄されるところも、

太陽獅子座とのインコンジャンクトみがある。

そうした時代背景は4ハウスの牡羊座冥王星に表れているんだろうか。

ちょうど今このあたりに木星がある...


小説は、まだ途中までしか読んでいないから、

これからどんな展開になっていくのか楽しみでもあり、

時代が時代だけに、ドキドキしつつもあり。


Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」 
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で、 少しずつ見えてきたことをシェアしています。 自分らしい輝きで人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ ~太陽のアトリエ ≫ という名前には そんな想いを込めています。

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