166年ぶり

地の時代から風の時代に変わったのが240年越しだとしたら、

166年ぶりって言われたってもう驚かない。

というか、166年前も166年後も、今世の私は生きていないんだし。


で、何が166年ぶりなのかというと、4/12魚座で起こる海王星と木星のコンジャンクション。

木星はおよそ12年でホロスコープを一周し、海王星は約168年でホロスコープを一周する。

海王星の一つのサインの滞在時間は約14年。

ごくごく稀には同じサインでの木星とのコンジャンクションが続くことがあるかもしれないけれど、やっぱり160年に一回くらいの現象なのだ。

ちなみに前回の木星と海王星の会合は前のサインの水瓶座で、2009年に起きていました。

ちなみに166年前とは1856年。

海王星が発見されたのはそのわずか10年前、1846年のこと。

発見時は、土星&トランスサタニアンズが逆行中で、海王星は土星とコンジャンクション。

太陽の近くにある火星と、海王星/土星と冥王星でYODを組んでいる。

火星の両側にある太陽と水星はそれぞれ、海王星と冥王星とバイクイント。

さらにキロンと海王星、金星と冥王星も145°をとっていて、のちに発見される冥王星とつながりつつ、海王星が姿を現したように感じられます。

"astronomy"のほうは壮大すぎて理解できないのだけど、、天王星の軌道と周期の計算から海王星の存在と軌道の予測がされた上で、この"発見"につながったのだそう。

天王星と海王星は双子の星(というのは占星術的な表現?)とも考えられるそうで、大きさや組成が似ていて公転周期は1:2の長さ、そして太陽からの距離もそのような比率になるんだとか。


海王星はというと「水瓶座」にありました。

水瓶座の支配星は天王星ですが、MCに一番近いところにあります。

以前天王星発見時のチャートを読んだ時にも、時刻不明であれカルミネートしていたのが天王星でした。

そして前回の木星-海王星コンジャンクションも水瓶座でした。

天王星がまたもカルミネート...そしてミューチュアルリセプションであり、冬至の直前!

冥王星と太陽のコンジャンクションももうすぐだし、海王星-木星には月もコンジャンクション...。

前後で結構揺れることもあったのではないかなぁ。

どうしていたか、思い出してみるのもいいかもしれません。


私は、フランスにいました。それ自体が大イベントで、細かいことは覚えていない...

フランスのチャートを見てみると、ASCとDSCがひっくり返ります。

なんとなく、自分の在り方が見えてくるような、

星に動かされていたんだろうなと思うような違いがあります。

やっぱり日本にいたらもっと辛かったのかもしれないし、

あるいは苦しさが前倒しになって抜け出せていたかもしれないし...

それもまぁ振り返ってみて気づくことで、過去が少し違っていたら、星読みをしていたかどうかもわからない。


年明けものすごい胃腸炎に苦しんだことは忘れられない思い出...

「健康」面というのであれば日本のチャートの6ハウス冥王星はある意味当てはまっている。

その直後、病み上がりなのにホームステイ先のパパとママは湯治に出かけ、

フランスの田舎で1週間一人&猫一匹暮らしをしてました。

近所に住んでいるパパの姉さんにだいぶ助けてもらったけど、その間に畑も一人でお世話するという貴重な経験となりましたが、これは海王星-月水瓶座的な、自立を促すような出来事だったかもしれません。

あくまで太陽は射手座30°で、理想が極限まで高まっていただけで、自立には程遠かった?

フランスのチャートでは「自分自身」のハウスに天体が集まっている。

個々の個性を伸ばしていきたい一方で、社会的な勢いの高まりと社会が望む個の力との綱引き状態。

ほんとうの意味での個性が活かされてくるのはもう少し先のことのよう...

それが、この2022年なのかもしれません。

チャートの現れ方の違いは、個人のみならず、大きな視野で見れば日本とフランスあるいはヨーロッパとの違い。

でもチャートルーラーは両方とも8ハウスにあるんだなぁ。

いずれにせよ、個人がそれぞれ歩む道であったし、体験することだったんだ。


さてそして、魚座での海王星-木星コンジャンクション。

日本のチャートで、アセンダントは山羊座。

これまた2009年のチャートの左右が反転してくる。

そして、フランスの2009年チャートと同じサイン。

エグザルテーションの太陽は、パラスとコンジャンクションしてパワーが増した状態で夜の底にある。強い意志が基盤となって、社会の変容において個人の力を発揮できる。

月は再び8ハウスに。変わりたい、という思いの裏側や底のほうにあるものを、もう一度しっかり見つめ直さなくてはならない。

個人的にはフランスでの経験なのか、そこからの変容に何らかの結果がついてくるような気がしています。

目指すゴールは、MC天秤座。ちなみに次の満月も天秤座で起こります。

天秤座24°「蝶の左側にある3番目の羽」というサビアンがヒントになります。

「時間の流れ、四季の流れ、人々が作る時代の流れをキャッチして、そこから得た自分なりの情報をもとに行動していくこと」(「すたくろ」より)

そんな進化した感覚を発揮して調和を生み出すことが、社会や集合意識が望んでいることですが、その意識で一人ひとりが「自分なり」に「行動」していくこと、そうすると決意することは今すぐに始めたいことだなぁと思います。

そのためには、今までのネガティブな過去を断ち切って終わらせる努力も必要です。

意識が現実をつくるなら、優しい未来を思い描きたいと思うのです。

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で少しずつ見えてきたことをシェアしています。 ホロスコープを読み解き、誰もが心の中に持っている”太陽”を照らし出すお手伝いもしています。 太陽のように自分らしく輝いて人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ »~太陽のアトリエ、という名前にはそんな想いが込められています。

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