エイプリルフールの新月!?

なんだか冗談みたいになってしまいそうな新月。

フランス語ではエイプリルフールのことを「Poisson d'avril(4月の魚)」と言います。

なんでだろう?って思っていたけど、一つ前のサインが魚座だから、季節が変わっても気づかないってことなんだろうか?

調べてみたところ、当たらずといえど遠からず。

由来は諸説あるようですが、「魚」という表現にはサインも関係していそうです。

今でこそ暦は世界共通のグレゴリオ暦になっているけれど、昔は国の王が代わることで暦まで替わってしまうことがあったのです。

一年の始まりが4月1日から1月1日になったのを(外国語だと月の名前を数字ではなくavrilとかjanvierと呼びますから)忘れてしまう人もいれば知らない人もいて、4月に新年をお祝いし続ける人がいたのを揶揄って偽物のプレゼントをし始めたのが起源らしい。


ところで「風の時代」になったって、どのくらいの人が知ってるんだろうか?

前の時代に行き詰まりを感じていた分、期待する人も多かったこの時代の交代劇なのだけど、「風」ゆえにつかみどころのなさすぎる新時代。まだまだどうなっていくのかわからない。

期待が最高潮くらいに高まっていた「風」サイン天秤座の季節にあった2021年の牡羊座満月では、サビアンが「落胆させられた大勢の聴衆」だったことがおもしろい...


さて、どんなエイプリルフール、じゃなくて牡羊座新月になるんだろう?

アセンダントは乙女座6°「メリーゴーラウンド」

新月のサビアンは牡羊座12°「野生の鴨の群れ」

MCは双子座4°「ヒイラギとヤドリギ」

なんというか、のんびり構えていようよ、という雰囲気です。

新月の一つ前の度数のサビアンは「国の支配者」ですが、

ガツガツ取りに行くものではなく、果報は寝て待て的な場所にある。

天体の偏りは先日の山羊座下弦の月とほぼ同じで他者とのやりとりに何かを見出していく配置だけど、特定の誰かというのではなく自分(と思っているもの)以外の他者とのやりとり全てを通じて、この世界に生かされている自分というものを新たに見出していく雰囲気。


自分が何者かという問いの答えは、一生かけて探し続けるようなものなのかもしれないけれど、周囲の状況によって簡単に変わってしまうものなのかもしれない。

「ほんとうの自分」なんて容易く言えるものではないし、その一部だけ取り出してみたところで何か違うものになってしまう。


チャートルーラー水星は牡羊座10°「古い象徴に対して新しい形を教える男」

自分もどんどんアップデートしていける。

周囲の状況を大きな視点で見ながら、自分の持ち物を確かめて、今のこの世界を楽しむための能力、社会に役立てられるものを引き出し、形を変えて表現していこう。





Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で少しずつ見えてきたことをシェアしています。 ホロスコープを読み解き、誰もが心の中に持っている”太陽”を照らし出すお手伝いもしています。 太陽のように自分らしく輝いて人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ »~太陽のアトリエ、という名前にはそんな想いが込められています。

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