水星考察~その1

惑星考察シリーズ(になるのかな?)、火星に続いて水星。

水星はヘルメスに象徴される足の速い星、

公転周期は約88日で、1年に太陽の周りを約3周します。

地球の内側の公転軌道を通るため、
ジオセントリックのホロスコープだと常に太陽の近くにあり、

通常の進行方向を反対に進むような逆行という現象も起きます。

太陽と同じかの両隣のどれかのサインで現れるため、

太陽の意図を伝えるメッセンジャー、という意味を持ちます。


私のネイタル水星は、ジオセントリック(地球中心)で見ると太陽と誤差1°です。

太陽の意志のごく近くにメッセンジャーがいるということは、一見とてもわかりやすく伝わりそうです。でも視点を変えてみると、太陽の光がまぶしすぎて水星が見えない状態。

自分で自分のことがわからない最たる状態。自身に対しても表現や言語化をしづらかったり、他者に伝えることが難しいような感じ。

また、他者への理解や共感も、努力が必要...どうにもこうにも主観が強すぎてしまう気がしています。


そんな折、ヘリオセントリック(太陽中心)のホロスコープを読んでもらう機会に恵まれました。

すると、太陽をはさんで水星は地球と反対側にあることがわかりました。そのホロスコープは自分でも何度か見ていたはずなのに、人を通して読んでもらうことでようやくその意味するところがわかってきました。

ヘリオセントリックの水星が意味するところは「人生の経験を作り出すための方向性」。水星は太陽から発した魂が地球にたどり着く前に通過する場所だからだそうです。そう言われてもなおピンと来ないのは、地球と反対方向に水星があるから...?


でも、足りないながらも、太陽の方向を向いていればその向こうに水星があるんです。

太陽の表す「意志・目的意識」がブレなければ、能力や表現力を身につけたり発揮することができる。これなら、ここまでなら、こんなふうにできるだろうということ、そしてその結果をうっすらでもイメージできるなら。


でもその先は予測がつかないことだらけ。太陽が恐怖心を感じていると進めません。

太陽は自由自在に、ブレてもいいからとにかく突き進む。

水星はちょっとクールにその様子を観ながら、地球にいる私にやるべきことのメッセージを投げかける。のだけど、その間に太陽がいるので、火星や金星などの他の星にパスして伝えてくるのかな。

ジオセントリックのままでいると、水星が太陽の側を離れず、視野がとても狭くなってしまいます。水星を遠隔操作するイメージで、広い視野で見た様々な場所から知識や技術を太陽に届けることを意識してみたい。


Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で少しずつ見えてきたことをシェアしています。 ホロスコープを読み解き、誰もが心の中に持っている”太陽”を照らし出すお手伝いもしています。 太陽のように自分らしく輝いて人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ »~太陽のアトリエ、という名前にはそんな想いが込められています。

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