火星が牡牛座に

先日教えてもらった松村潔さんのYoutubeを見てから「全惑星意識」という言葉にハマっていますが、年齢的にも今フォーカスすべきは火星かなぁと思っています。

火星の年齢域は35歳~45歳くらいまでといいます。
現在1975~1985年くらいの生まれの人が該当。
その天体の年齢域になるとそこのテーマが強調される、という考え方です。

火星のテーマとは社会に飛び出す力ですが、その前の太陽の年齢期までにしっかりと「自分」というものが出来ていないと、飛び出しようがないのです。

12サインで見ると魚座から飛び出す牡羊座、はじまりのサインの支配星であり、

冥王星が支配する蠍座の副支配星、かつては蠍座も支配していました。

蠍座は次の射手座でより高い理想に飛び出すために、

自分自身に深く潜りながら徹底的な変容を促すサインです。

牡羊座が赤ちゃんの頃だとしたら、今は蠍座的な火星の時間を過ごしている時期。


そもそも火星の年齢域を占星術的に見るとなかなかにサバイバル。
「中年の危機」とも呼ばれるネイタル冥王星とトランジット冥王星のスクエア(90°)も、ネイタルとトランジット天王星のオポジション(180°)も重なってくる。場合によってはネイタルとトランジット海王星スクエアも...天秤座グレコン生まれには、2018年頃からの山羊座土星&2020年の山羊座木星スクエアも加わり、まぁよく生き延びたなぁと思います。


ともあれ火星期はまだ続く。

火星が12サインを一周するサイクルはおおよそ2年。

今は2020.6.28-2022.5.24というサイクルを半年ほど過ぎたところ。

ちょうど私自身が火星期の折り返しを迎えることもあり、この時間はしっかりと火星のことを学びたいなと思っていて、「火星サイクル手帳」なるものも購入し万全に?備えています。

2020年という特殊な年に火星も特徴的な動きをしていました。

逆行を挟んで半年も牡羊座という一つのサインに滞在し続けていたのです。

過去20年ほどの火星サイクルを調べてみても、同じサインに半年というのはそうそうなくて、同様に牡羊座サインに半年も滞在するのは1941年以来のことだそう。

ちなみに、間違っていなければ前回同じサインに半年以上も滞在したのは、2013.12.8-2014.7.26の天秤座におけるサイクル。牡羊座の対抗サインであるところがまた不思議。


2020年が輪をかけて不思議なのが、火星は牡羊座を支配するサインであり、牡羊座は12星座の1番始まりのサイン。蠍座冥王星の力をも含んでいるようなリニューアル感があります。

本質的な自己、本能・直感...そんなものが目覚めさせられるような時間でしょうか。


私個人のホロスコープで言うと、火星のサインは蟹座。牡羊座とはスクエアでした。

90°の角度は葛藤、乗り越えるべき何かを表していますが、この期間に何を乗り越えられて成長できただろうか?

すべての天体もサインもプラスとマイナスの面があり、どちらに働いているのかを見極めたなら、より良いほうに使っていくために意識の転換を。


火星は外に働きかける力。頭で考えているだけでなくて、その力を外に解放していかなくてはなりません。

蟹座は女性性を表す内に育むサインですが、ここに入る男性性の火星がうまく働かないと「育む」ことが疎かになってしまいます。火星が牡羊座を抜ける直前くらいにようやく、私自身にこの力が足りていなかったことに思い至りました。育て上げた大切なものができてこそ、守るために戦う火星の力が発揮できます。

守るべき自分が育たないまま戦っている状態というのは、「何のために?」という疑問が湧き上がってきやすかったり、その攻撃性が自分自身を責めることに向かいがち。

火星期という攻撃力が増しているだけに、その力は自分自身を破壊してしまうほどに強くなってしまう可能性もあります。


だからと言って抑えたり弱めてしまうと暴走にもつながる...バランスをとるためには対極の性質を意識することも必要です。あるいは穏やかさを意識しながら、宇宙のリズムに抗わず受け流していくことも。


2021年1月7日、火星は牡牛座に入りました。牡牛座は地/女性性のサイン、そして金星が支配するサインです。火星の勢いは少し落ち着き、地に足つけてこの世界に馴染んでいくことがテーマになります。2000年のグレートコンジャンクションが起きたのは牡牛座、そこに2018年から天王星がやってきました。調和の追い風が吹きまくる地の時代の総決算はまだまだ続く?

牡羊座で生まれ変わった自我に牡牛座の天王星が働きかけ、さらなる変革を促す予感。新しい世界に対応できるような自己価値のあり方を社会に打ち出して行く。そんな時間になっていくのだろうと思います。

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」 
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で、 少しずつ見えてきたことをシェアしています。 自分らしい輝きで人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ ~太陽のアトリエ ≫ という名前には そんな想いを込めています。

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