天体の年齢域と自分史

日々のホロスコープを読んでいて、全体の流れもとても大事なんですが、

個人に対してはその時その時の惑星特有のテーマが強調されているような気がします。
本当はすべてを調和させることが目標なのですが、
その時々に主張してくる1個1個をクリアにしていくことで、
自然と全体の調和も取れてくるのかもしれません。

漠然と大きな悩みを抱えているよりも、小さなことからやっていくと解決していくように、自分が今どこでつまづいているか、どうしたら解消できるか、ひとつひとつの天体から紐解いてみるのもいいかもしれません。

年齢域やトランジットの社会/時代天体、重要な天体サインの支配星など、気になる星があったらフォーカスしてみると良さそうです。

先日土星のこともちらと書いたような気がしますが、頭の中で思い浮かべているだけだと、クリアできないまま次々と順繰りに主張したい惑星がやってきます。

ほんとうは年末にやっておけばよかったのですが、ホロスコープと自分史を重ね合わせてみると、納得しながら整理できそうです。


トランジットもおもしろいですが、簡単な方法だと【天体の年齢域】なら、ネイタルチャートだけでチェックできますね。

天体の年齢域とは、その年齢を象徴する天体の性質が出やすいという考え方です。

0~7歳は月
8~15歳は水星
16~24歳は金星
25~35歳は太陽
36~45歳は火星
46~55歳は木星
56~70歳は土星...の性質が出やすいというものです。(数値は諸説あり)

過去を振り返ってみると、その年齢の時にフォーカスされたテーマが浮かび上がってきます。その天体の性質や経験が、今の自分をつくっています。

あるいは、その天体が示す成長テーマに向き合うとき、ともいえます。

私は今、火星の年齢域36~45歳のちょうど中間地点に突入する頃です。今まさに向き合っている真っ最中ですが、思えば36歳頃に流れがいったん変わりました。というか、変えたくなりました。

火星の年齢域にテーマになるのは、自分の社会への打ち出し方。当時は(今も?)相当に悪あがきしていたのと、自分への理解が足りなさすぎたのとで、普通の社会人としての立場を求める気持ちが強くなっていました。

それぞれの天体の詳しい意味や年齢域の考察はまたどこか別のところで書いてみようと思いますが、ざっと流れだけ振り返っておこう。

と、ここから先はあんまり面白くもない私のことなので、読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

火星の年齢域の前の天体は太陽。そもそも全体的に低めのリズムで生きてきた私にとっては、太陽が支配星の獅子座にあることは一種の救いなのかもしれず、この時期は比較的楽に自由に過ごせていたような気がします。波も大きくて、1回上がったかと思ってこれ以上ないほど落ちた時もあって這うようにして生きてきた感じもありますが、獅子座の太陽という与えてもらった生命力でなんとかつないできたのでしょう。

水星があるのも獅子座で、年齢域にあたる小学校から中学校時代、ほかのことはパッとしませんでしたが、勉強にはさして苦労した感じはありませんでした。水星が表すのは能力やコミュニケーションですが、前者は枠の中のことしかできない、後者は自信ない...でも勉強は枠の中のことだけやってればいいものだと思っていたから、今考えるとそれが後々にひびいてきているような気もします、反省。

0~7歳の月の年齢期はそんなに記憶がないですが、家庭という場所に安心感はなかったかも。射手座の月はここじゃなくてどこか遠くに行きたい気持ちを表していたかもしれません。外国に憧れたり知識欲は小さい頃から旺盛だったかも。

金星期は水星期よりもっとパッとしない感じで、周りの人たちはみんな楽しそうだなぁと思って見ていました。金星乙女座はフォールです、低調です。乙女座的に地味に土台を築ける強さを身に付けられたら良かったのですが、わがままな金星のグダグダ感が出てしまいました。学校に行くよりも早く働きたい気持ちが強かったです。大学2年生でようやく改心して勉強が楽しくなりましたが、自己表現など獅子座的なテーマにはとても抵抗がありました。

仕事も普通の波には乗れず、大学を卒業してからアルバイトで入社したところで5年弱お世話になりました。環境や人に恵まれていたなぁと今も思いますが、いざという時の心の弱さったら、太陽の年齢域に入っても、なかなか成長できませんでした。振り返ると、本当に未熟な人間です...

それでも太陽の年齢域になると「火」×「火」のパワーが強まって自我が出てきたのでしょうか。仕事だけに飽き足らず、1年間の週末ボランティア活動の後、フランスへ行きたい熱が高まってワーホリへ。遅れた青春?自分探しを始めてしまいました...

今さらもう少し協調性が必要な感じもしていますが、若い時は周りや社会に合わせるんじゃなくて、自分がどうしたいかという意志をもっとしっかり持っていることが大切だったのかもしれないなと思います。

獅子座太陽なので余計に強く感じるのかもしれませんが、今からでも遅くない、というか遅すぎることはない、その意志を確かめることを続けて行きたいです。

同時に社会と調和する方法も模索しながら...

Atelier Soleil

「私らしさってなんだろう?」
2020年に星読みと出会い、その問いに答えを見出すべく日々星と向き合う中で少しずつ見えてきたことをシェアしています。 ホロスコープを読み解き、誰もが心の中に持っている”太陽”を照らし出すお手伝いもしています。 太陽のように自分らしく輝いて人生をクリエイトしていこう。 « アトリエ・ソレイユ »~太陽のアトリエ、という名前にはそんな想いが込められています。

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