風の時代って?12/22グレートコンジャンクション
個の時代、と言われて久しいけれど、やっぱり土台は大事だろうと、年齢を重ねるごと思う。
その自分で地に足がしっかりと着いていれば揺らいだり飛ばされることもない。
きちんと届けたい想いを載せることができれば必要とする誰かに届いていく。
今だってこの得体のしれない不安はどこから来るのだろう?
そんなものに飲み込まれずに軽々と生きることが、風の時代の歩き方。
具体的に、12/22グレートコンジャンクションのチャートを読んでみます。
めちゃくちゃローカルなチャートですが、木星と土星がぴったり重なるのは12/22朝の3:20頃に水瓶座0.29度にて。
12/19頃には両天体が水瓶座に移動していますので、その気配はすでに感じられていると思います。19日には太陽が山羊座に入る冬至を迎え、節目感はむしろこちらのほうが強いかもしれません。
12/22グレートコンジャンクションが「風の時代」の雰囲気、
12/21の冬至は具体的な流れとどんな行動をしていくのがよいのか、
そんなことを示しているのではないでしょうか。
グレートコンジャンクションの瞬間、太陽系の惑星たちすべてが地平線下にあります。
まだ体験したことのない未知の世界の始まりを暗示していそう。
アセンダント蠍座のルーラーは冥王星。
冥王星は2023年まで山羊座に滞在し、木星・土星から遅れること4年ほどで水瓶座へと居場所を変えていきます。大きな時代の変容にはもう少し時間がかかるでしょうか。
山羊座の冥王星は3ハウスに、そして水瓶座木星・土星のグレートコンジャンクションもここにあります。風の時代へ向けての変容の空気を、周囲とのコミュニケーションから感じ取っていきます。
木星・土星がオーブ緩めのスクエアでつながるのは天王星、水瓶座の支配星です。
このチャートでは一番地上に近い場所にあるのが牡牛座の天王星。
太陽とトライン、1ハウスの金星とは150度のアスペクトを形成しています。
牡牛座とは本来金星の支配するサインですが、
2018年から天王星の滞在により価値観の変革を促され、
地の時代とは異なる理想を描くことを求められているのでしょう。
蠍座の、副支配星は火星です。牡羊座の火星は山羊座冥王星とタイトなスクエアを形成。
火星の扱うテーマはより個人的な変容に関わってくるのかなと思います。
火星は2020年5月の末に牡羊座に戻り、およそ2年の新しい周期を開始しています。
例外的に同じサインで起こった長い逆行期間を経て、半年以上牡羊座に滞在し、
まるで木星と土星のミューテーションとタイミングを合わせるために待っていたかのよう。
火星は未だ牡羊座の6ハウスにあり、2ハウスの太陽とは調和のアスペクトでつながって、
社会に適応できる価値を形成しながら、自己を打ち出すタイミングを測っているようです。
本来の座にある魚座海王星は集合的無意識を表し、火星とのあいだには月と、トラウマや課題を現すカイロンが。本来の自分に気づき力を取り戻すには、何かしらの課題をクリアすることが含まれているのかもしれません。
魚座の月のサビアンシンボルは「満月の下の肥沃な庭 」。山羊座の「野心」と水瓶座の「改革の力」が流れ込み、「スタートする力」を与えるという出来過ぎな位置で、準備完了と言った雰囲気。宇宙の創造原理は新しい時代に向けてワクワク張り切っています。人間の心もまたそうなのかもしれません。
唯一地上にあるのは、目指していく方向性を現すドラゴンヘッド。
これは天体ではないし、8ハウスにあるということはまだはっきりとは見えないのですが、
世界は確実にこちらの方に変容していくことを示しているのでしょう。
双子座20°が示すのは多様性。身近なコミュニティにも遠くの世界にも、古代の叡智にも新しいアイディアにもさまざまな可能性が潜んでいます。
それらをつなぎ合わせて新しい時代の土台を築いていく、はじまりの日です。
やっぱり星を読むことで、少し前向きになれるなぁ。
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